
沖縄県・従業員20名の販促コンサルティング・
研修会社が、業務の属人化を解消し、
売上5,000万円・利益2,400万円の増加につなげた組織改革事例
ブランディング戦略立案の仕事は、企業ごとに課題や方向性が異なるため、高度な提案力や企画力が求められます。
お客様の概要と組織改革の成果
沖縄県で販促コンサルティングや研修・セミナーを提供する従業員20名の企業では、お客様ごとの要望に丁寧に対応することを大切にしていました。
一方で、顧客ごとにサービス内容を個別設計することが多く、社員の経験や能力に頼る業務が増えていました。
その結果、業務負担が特定の社員に集中し、売上が増えても利益が伸びにくい状況が生まれていました。
そこで、業務の標準化とノウハウの共有を進めるとともに、社員の改善活動を人事評価制度と連動させる組織改革に取り組みました。
その結果、社員の課題解決に対する意識が高まり、業務の属人化が改善され、売上5,000万円、利益2,400万円の増加につながりました。
企業概要
所在地:沖縄県
業種:販促コンサルティング、研修・セミナー事業
従業員数:20名
主な課題:業務の属人化、個別対応による業務負担、利益率の低下、事業拡大の難しさ
主な改善成果
売上:5,000万円増加
利益:2,400万円増加
組織面:社員の改善意識向上、業務の標準化、ノウハウ共有の促進
※上記は本事例における成果であり、すべての企業で同様の結果を保証するものではありません。
お客様が抱えていた経営課題
この企業では、お客様一人ひとりの要望に合わせたサービスを提供することで、信頼関係を築いていました。
しかし、その丁寧な個別対応が、会社の成長を妨げる要因にもなっていました。
課題① 顧客ごとの個別対応が増え、社員の負担が大きくなっていた
お客様ごとに提案内容や研修プログラムを一から作成するため、準備や資料作成に多くの時間がかかっていました。
案件が増えるほど社員の業務量も増え、効率的にサービスを提供することが難しくなっていました。
課題② 優秀な社員のノウハウが共有されていなかった
販促提案の方法や研修の進め方が、担当社員の経験や判断に依存していました。
成果を上げている社員のノウハウが共有されないため、担当者によってサービス品質や業務効率に差が生じていました。
課題③ 売上が増えても利益が残りにくかった
案件ごとに多くの時間と人手を必要とするため、売上の増加が必ずしも利益の増加につながっていませんでした。
社員の負担を増やさずに売上と利益を伸ばす仕組みが求められていました。
課題④ 事業を拡大しにくい状態になっていた
サービス提供が社員の稼働時間に依存していたため、新しい案件を受けるには人員や作業時間を増やす必要がありました。
経営者は、社員の働きやすさを守りながら事業を成長させる方法を模索していました。
なぜ販促コンサルティング・研修会社では業務の属人化が起こるのか
顧客対応を個人の経験に頼りやすい
コンサルティングや研修は、お客様の課題に合わせて提案内容を調整する仕事です。
そのため、提案書の作成方法、研修資料、営業手法、顧客フォローなどが担当者独自のやり方になりやすい特徴があります。
ノウハウを共有する仕組みが不足している
成功した提案方法や研修プログラムが個人のパソコンや経験の中だけに残っていると、他の社員が活用できません。
その結果、同じような資料を何度も作成するなど、非効率な業務が発生します。
業務改善が社員の評価につながっていない
日々の売上や担当案件だけが評価されると、マニュアル作成やノウハウ共有などの改善活動は後回しになりがちです。
社員が自発的に改善へ取り組めるよう、会社の課題と個人目標を結びつけることが重要です。
業務の属人化を解消し、利益を増やす10の改善策
今回の企業では、サービス品質を維持しながら、社員の負担を軽減して利益を増やすための仕組みづくりを進めました。
改善策① 営業・提案プロセスの標準化
問い合わせからヒアリング、提案、契約までの流れを整理しました。
担当者が変わっても一定の品質で営業活動を進められる体制を目指しました。
改善策② 提案書や研修資料のテンプレート化
繰り返し使用する提案書や研修資料を共通化しました。
一から資料を作成する時間を減らし、顧客ごとの重要な課題に集中できるようにしました。
改善策③ 優秀な社員のノウハウを共有
成果を上げている社員の提案方法や研修手法を整理し、社内で共有しました。
個人の経験を会社全体の財産として活用する仕組みを整えました。
改善策④ サービス内容のパッケージ化
顧客に共通する課題を整理し、一定の内容を組み合わせたサービスとして提供できるよう検討しました。
個別対応を必要な部分に絞ることで、サービス品質と業務効率の両立を目指しました。
改善策⑤ 研修プログラムのオンラインコース化
繰り返し提供する研修内容について、オンラインでも受講できる仕組みづくりを進めました。
講師の稼働時間だけに依存しないサービス提供を目指しました。
改善策⑥ 継続収益を生むサービスの整備
単発の研修やコンサルティングだけでなく、継続的に利用していただけるサービスの構築を目標にしました。
売上の安定化と、将来の事業拡大につながる仕組みづくりです。
改善策⑦ 業務マニュアルの整備
提案、資料作成、研修準備、顧客対応などの手順を整理しました。
新人社員も仕事を覚えやすくなり、特定の社員への業務集中を減らすことを目指しました。
改善策⑧ 業務時間と利益の見える化
案件ごとの作業時間や採算を把握し、改善が必要な業務を明確にしました。
売上だけでなく、利益を意識した業務改善につなげました。
改善策⑨ 改善活動を社員個別の目標に設定
資料の共通化、ノウハウ共有、業務時間の削減、オンライン化などを社員一人ひとりの目標に組み込みました。
会社の課題を社員全員で解決する仕組みをつくりました。
改善策⑩ 目標達成度を人事評価・賞与に反映
改善活動の達成度を人事評価制度で確認し、賞与へ反映しました。
社員の努力が適切に評価されることで、主体的な改善活動を継続しやすくしました。
人事評価制度を活用して社員の意欲を高める方法
会社の課題を社員一人ひとりの目標につなげる
今回の取り組みで大切にしたのは、経営者だけが課題解決を考えるのではなく、社員全員が改善活動に参加することです。
例えば、営業担当者には提案書の共通化、研修担当者には教材の標準化、管理職にはノウハウ共有や後輩育成などの目標を設定します。
面談を通じて改善活動を支援する
目標を設定した後は、上司との面談で進捗や課題を確認します。
改善が進まない場合も、社員を責めるのではなく、何が障害になっているのかを一緒に考え、行動につなげます。
改善への努力を賞与に反映する
社員が業務改善に取り組んだ成果を評価し、賞与へ反映します。
これにより、「自分の担当業務をこなす」という意識から、「会社全体の仕事を良くする」という意識への変化を促します。
組織改革によって得られた成果と今後の可能性
今回の企業では、社員が業務の属人化を自分たちの課題として捉え、改善活動に取り組むようになりました。
その結果、業務の標準化やノウハウ共有が進み、売上と利益の改善につながりました。
売上5,000万円・利益2,400万円の増加
組織改革による主な成果は、売上5,000万円、利益2,400万円の増加です。
社員が会社の課題解決に主体的に取り組むことが、業績改善につながった事例です。
社員の意欲と組織全体の生産性が向上
社員がノウハウ共有や業務改善の重要性を理解し、会社全体の成果を意識して行動するようになりました。
サービスの拡張性を高める基盤づくり
業務の標準化やパッケージ化、オンラインコース化を進めることで、社員の稼働時間だけに依存しない事業運営の基盤づくりにつながりました。
なお、パッケージ化やオンラインコース化による継続収益の増加は、取り組みの目標として位置づけています。
この改善方法が役立つ企業
今回の仕組みは、販促コンサルティング会社や研修会社だけでなく、営業や制作のノウハウが属人化している企業にも応用できます。
例えば、経営コンサルティング会社、営業支援会社、広告制作会社、Web制作会社、デザイン会社、教育・研修事業会社などです。
また、社員が増えても利益が伸びない企業や、特定の社員に仕事が集中している企業にも参考になります。
業種を問わず、全国の企業に対して、会社の状況に合わせた組織改革の支援が可能です。
より具体的な解決方法についての無料セミナーを開催しています
ご相談について|社員の力を会社全体の成果につなげませんか
「優秀な社員に仕事が集中している」
「社員によってサービス品質が異なる」
「売上は増えているのに利益が残らない」
「業務を標準化したいが、社員が協力してくれない」
「社員の意欲を高め、会社全体で改善に取り組みたい」
このようなお悩みがございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
業務の属人化を解消するためには、マニュアルや仕組みを整えるだけでなく、社員が自ら改善に取り組める環境づくりが大切です。
当事務所では、経営心理の考え方と人事評価制度を活用し、会社の課題を社員一人ひとりの目標につなげる組織改革を支援しています。
社員の意欲向上、業務の標準化、利益改善を一緒に考えてまいります。
ご相談は全国の企業様から承っています。
ご相談はこちらからお送りいただけます。
よくあるご質問 FAQ
顧客ごとの個別対応が多く、提案方法や研修資料、顧客対応のノウハウが担当者個人に蓄積されやすいためです。業務手順や成功事例を共有する仕組みが不足すると、特定の社員への依存が強くなります。
まず、特定の社員に依存している業務を洗い出します。そのうえで、業務手順の標準化、資料のテンプレート化、ノウハウ共有、マニュアル整備を進めることが大切です。改善活動を社員個別の目標に設定すると、継続的な取り組みにつなげやすくなります。
会社の課題解決につながる行動を個人目標に設定し、面談や評価を通じて努力を認めることで、社員の主体性向上が期待できます。目標達成度を賞与に反映することも、改善活動を継続するための方法の一つです。
提案書や研修資料の共通化、業務の標準化、サービスのパッケージ化、案件ごとの採算管理などが有効です。オンラインコース化や継続型サービスの整備も、社員の稼働時間だけに依存しない収益構造を目指す方法として考えられます。
はい。今回の事例は従業員20名の企業です。会社の規模に合わせて課題を整理し、社員個別の目標設定、業務改善、ノウハウ共有、人事評価を組み合わせることで、組織全体の生産性向上を目指せます。
この記事を書いた人

土山 誠
経営アドバイザー合同会社 代表
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