
担当者任せの開発業務を見直し、技術ノウハウの共有と
人事評価制度で生産性を高めたWeb・アプリ開発会社の改善事例
ブランディング戦略立案の仕事は、企業ごとに課題や方向性が異なるため、高度な提案力や企画力が求められます。
社員研修の効果が現場に定着しない原因は?育成の仕組みづくりで売上1億円・利益5,000万円増加につながった事例
「社員研修を実施しても、現場の行動が変わらない」
「研修後の成果が、お客様の会社によって異なる」
「研修内容や指導方法が担当者任せになっている」
「新しいお客様を増やしたいが、営業の人手が足りない」
このようなお悩みを抱える人材育成会社や研修サービス会社の経営者もいらっしゃるのではないでしょうか。
社員研修は、実施すること自体が目的ではありません。研修で学んだ内容が現場で活用され、社員の行動や仕事の成果につながることが重要です。
今回は、埼玉県の企業向け人材育成コンサルティング会社(従業員42名)が、研修カリキュラムの標準化と現場フォロー体制の強化を社員の目標に設定し、人事評価制度と連動させたことで、売上1億円、利益5,000万円の増加につながった事例をご紹介します。
お客様の課題|研修後の成果にばらつきがあり、新規開拓にも課題があった
今回ご相談いただいたのは、埼玉県で企業向けの人材育成コンサルティングを提供する、従業員42名の企業です。
同社は、社員の育成だけでなく、職場への定着までを支援するサービスを提供していました。
しかし、研修実施後に現場でどのような変化が生まれたのかを確認する仕組みや、研修内容を標準化する仕組みが十分に整っていませんでした。
そのため、お客様の会社によって研修後のパフォーマンス改善にばらつきが生じていました。
また、新規顧客を開拓するための営業人員や活動時間も不足しており、事業拡大に向けた営業体制の強化が必要でした。
研修サービスに関する課題
研修カリキュラムが十分に標準化されていない
研修後の効果測定の仕組みが整っていない
研修で学んだ内容が現場で定着しにくい
お客様の会社によって研修成果にばらつきがある
指導方法や研修ノウハウが担当者に依存しやすい
組織運営・営業に関する課題
研修後の現場フォロー体制が十分ではない
成功した研修方法を組織全体で共有する必要がある
研修成果を継続的に確認する仕組みが必要
新規顧客開拓に必要な営業人員や活動時間が不足している
将来的に採用から育成、定着までを一貫して支援する体制を整えたい
こうした課題を改善するため、研修の標準化と現場フォローの強化を進め、社員一人ひとりが会社の課題解決に取り組む仕組みを整えることになりました。
なぜ社員研修の効果が現場に定着しないのか
① 研修内容や指導方法が担当者任せになっている
研修講師やコンサルタントによって進め方が異なると、提供する研修の品質や成果にばらつきが生まれます。
経験豊富な担当者の指導方法を共有し、基本的な研修の進め方を整えることが重要です。
② 研修後のフォローが不足している
研修で知識を習得しても、職場で実践する機会や上司からの支援がなければ、行動の変化につながりにくくなります。
研修後も継続して実践状況を確認する仕組みが必要です。
③ 研修効果を測定できていない
研修の参加人数や満足度だけでは、実際に仕事の成果が改善したかどうかは分かりません。
研修前後の行動や業務成果を確認し、改善状況を把握することが重要です。
④ 成功した研修方法が共有されていない
成果の出た研修方法や現場フォローの工夫が担当者個人にとどまると、他のお客様への支援に活用できません。
成功事例を共有し、組織全体の支援品質を高めることが必要です。
⑤ 営業活動に十分な時間を使えない
研修の企画や実施、個別対応に多くの時間がかかると、新規顧客の開拓に必要な時間を確保しにくくなります。
共通業務を効率化し、営業活動にも取り組める体制を整えることが大切です。
研修効果の定着と営業力向上を目指す10の改善策
今回の企業では、研修カリキュラムの標準化と現場フォロー体制の強化を重点課題に設定しました。
具体的には、次のような改善活動を社員の目標として整理しました。
① 研修カリキュラムを標準化する
研修の目的、内容、進め方、到達目標を整理し、担当者による品質のばらつきを減らします。
② 研修資料を共通化する
教材や演習資料、確認シートなどを整備し、共通して使える仕組みをつくります。
③ 研修前にお客様の課題を明確にする
研修を実施する前に、お客様が改善したい社員の行動や業務上の課題を整理します。
④ 研修の到達目標を設定する
研修後に社員がどのような行動を取れるようになるかを具体的に設定します。
⑤ 研修効果の測定方法を整える
研修前後の理解度や行動の変化、業務成果を確認する方法を整備します。
⑥ 研修後の現場フォローを強化する
研修後の実践状況を確認し、お客様の管理職とも連携しながら定着を支援します。
⑦ 成功事例と改善事例を共有する
成果の出た研修方法や現場フォローの工夫を社内で共有し、他の案件にも活用します。
⑧ 研修業務の効率化を進める
共通化できる資料作成や報告業務を標準化し、担当者の作業負担を減らします。
⑨ 新規顧客開拓の仕組みを整える
営業活動の役割分担や提案方法を整理し、新規顧客への継続的なアプローチを進めます。
⑩ 採用から育成、定着までの支援体制を整える
将来的に、採用支援、社員育成、職場定着までを一貫して提供できる仕組みづくりを進めます。
大切なのは、研修を実施して終わりにするのではなく、お客様の職場で実際に成果が生まれるまでを見据えて支援することです。
人事評価制度で社員が自ら研修改善に取り組む組織へ
研修カリキュラムや現場フォローの仕組みを整えても、社員が継続して改善に取り組まなければ、十分な効果は期待できません。
そこで、この企業では会社が解決したい課題を、社員一人ひとりの具体的な目標として設定しました。
人事評価の目標設定例
研修カリキュラムの標準化
研修教材や資料の改善
研修効果の測定方法の整備
研修後の現場フォローの充実
お客様の行動変化や成果の確認
成功した研修方法の共有
研修業務の効率化
新規顧客開拓への取り組み
後輩コンサルタントの育成
採用・育成・定着をつなぐ仕組みづくり
社員の担当業務や役割に合わせて、達成状況を確認できる目標を設定することが重要です。
目標達成度を賞与へ反映
設定した目標の達成状況を確認し、その結果を賞与に反映する人事評価制度を導入しました。
個人の担当案件や売上だけでなく、研修品質の向上やノウハウ共有、現場フォローの改善など、会社全体の支援力向上につながる取り組みも評価しました。
これにより、
「自分の担当する研修を実施する」
という意識から、
「お客様の職場で成果が生まれるまで支援し、会社全体の支援品質を高める」
という意識へ変わり、社員が主体的に会社の課題解決へ取り組むようになりました。
改善の成果|売上1億円・利益5,000万円増加
研修カリキュラムの標準化と現場フォロー体制の強化を社員の目標に設定し、人事評価制度と連動させた結果、社員の属人化解消に対する意識が高まりました。
社員一人ひとりが会社の課題を理解し、研修サービスの改善や業務の効率化に取り組むことで、組織全体の課題解決が進みました。
その結果、次の成果につながりました。
売上:1億円増加
利益:5,000万円増加
この事例のポイントは、研修の品質向上や現場への定着支援を、一部の優秀な講師やコンサルタントだけに任せなかったことです。
会社全体の課題を社員の目標に設定し、その達成度を賞与に反映することで、改善活動を継続する仕組みを整えました。
※上記は本事例における実績であり、すべての企業で同様の成果を保証するものではありません。
この仕組みが役立つ企業と経営者
今回の取り組みは、人材育成コンサルティング会社だけでなく、研修サービスや専門知識を提供する企業にも応用できます。
例えば、次のような企業です。
企業向け人材育成会社
社員研修会社
人事・組織コンサルティング会社
採用支援会社
人材紹介会社
研修講師を派遣する企業
経営コンサルティング会社
教育サービス会社
営業研修会社
専門知識やサービス提供方法が属人化している企業
特に、次のようなお悩みを抱える経営者に役立つ考え方です。
「研修の成果がお客様によって異なる」
「研修後の現場定着を強化したい」
「研修講師ごとの品質のばらつきを減らしたい」
「新規顧客を増やしたいが営業の人手が足りない」
「社員が自ら会社の課題解決に取り組むようにしたい」
当社では、全国のさまざまな業種の企業に対応しています。
研修の標準化と人事評価が会社の成長につながる
人材育成会社が継続して成長するためには、優秀な講師やコンサルタント個人に頼るだけでなく、会社全体で研修品質を高める仕組みが重要です。
研修カリキュラムの標準化によって、担当者による品質のばらつきを減らせます。
また、研修後の現場フォローや効果測定を充実させることで、お客様の職場で成果が生まれるまでを支援しやすくなります。
さらに、こうした改善活動を人事評価制度と連動させることで、社員が会社全体の課題解決に取り組む意識を高められます。
人事評価制度は、社員を評価するだけでなく、会社の支援品質と生産性、利益を高めるための経営の仕組みでもあるのです。
より具体的な解決方法についての無料セミナーを開催しています
ご相談・お問い合わせ
「研修の品質を安定させたい」
「研修後の現場定着を強化したい」
「研修ノウハウの属人化を解消したい」
「新規顧客開拓の体制を整えたい」
「人事評価制度を業績向上につなげたい」
このようなお悩みがございましたら、現在の研修サービスや現場フォロー体制、営業活動、人事評価制度を整理するところから、丁寧にお手伝いいたします。
会社ごとの専門性や強みを大切にしながら、無理なく続けられる改善方法を一緒に考えてまいります。
全国の企業様からのご相談に対応しています。
ご相談はこちらからお送りいただけます。
よくあるご質問 FAQ
研修後の実践機会や上司によるフォローが不足していること、研修の到達目標が明確でないこと、効果測定が十分でないことなどが原因として考えられます。研修前に目標を設定し、研修後も行動の変化を確認することが重要です。
研修カリキュラム、教材、進行方法、効果測定の方法などを標準化することが有効です。あわせて、成功事例や改善事例を社内で共有することで、担当者による品質のばらつきを減らせます。
人事評価制度を活用することで、品質向上につながる社員の行動を促せます。研修内容の改善、効果測定、現場フォロー、ノウハウ共有などを目標に設定し、その達成度を賞与に反映する方法があります。
標準化するのは、研修の基本的な進め方や共通して使用できる教材、効果測定の方法などです。お客様ごとの課題に合わせた研修内容や指導方法は柔軟に調整できます。
はい。経営コンサルティング会社、IT企業、製造業、建設業、サービス業など、幅広い業種に応用できます。会社ごとの経営課題を整理し、その解決につながる具体的な目標を社員一人ひとりに設定することが重要です。
この記事を書いた人

土山 誠
経営アドバイザー合同会社 代表
ブランディング戦略立案の仕事は、企業ごとに課題や方向性が異なるため、高度な提案力や企画力が求められます。
-
前の記事
システム開発会社の社員の属人化の解決方法
-
次の記事
システム開発会社の社員の属人化の解決方法
課題解決事例 キーワード検索