
制作・運用ノウハウを共有し、営業と受注の再現性を高めて
売上4,000万円・利益2,000万円増加につながった改善事例
ブランディング戦略立案の仕事は、企業ごとに課題や方向性が異なるため、高度な提案力や企画力が求められます。
SNS運用会社で案件を増やしても売上が伸び悩む理由とは
SNS運用代行会社では、投稿企画やクリエイティブ制作、分析、改善など、多くの業務を人の知識や経験に頼る傾向があります。
そのため、案件が増えるほど社員の業務量も増え、「売上は増えているのに現場が忙しい」「利益が思うように残らない」という課題を抱える会社も少なくありません。
佐賀県のSNS運用代行会社(従業員25名)でも、同様の課題を抱えていました。
具体的には、
・制作方法が担当者によって異なる
・運用ノウハウが共有されていない
・営業が創業者や一部社員の人脈に依存している
・新規顧客の獲得方法が安定しない
・受注方法に再現性がない
・案件が増えるほど社員の負担が大きくなる
という状況が発生していました。
実行力の高い社員はいる。
しかし、その社員が持つノウハウが組織全体へ広がっていない。
この状態が、会社の成長を妨げる一つの原因になっていました。
なぜSNS運用代行会社は属人化しやすいのか
経験豊富な担当者は、
「どのような投稿が反応されやすいのか」
「どの企画なら成果につながるのか」
「どのように改善すれば反応率が上がるのか」
といった判断を経験から行っています。
しかし、この判断方法や成功事例が共有されていないと、社員一人ひとりが毎回ゼロから考えることになります。
その結果、制作工数が増え、担当者による成果の差も大きくなります。
さらに、営業活動まで創業者や一部社員の人脈に依存している場合、会社全体で安定して新規案件を獲得することが難しくなります。
実施した改善内容
そこで、クリエイティブ制作とSNS運用のノウハウを社内で共有し、営業から受注までの流れを再現できる仕組みづくりを進めました。
具体的には、
・反応の良かった投稿事例
・企画の考え方
・クリエイティブ制作の流れ
・SNS運用の改善方法
・顧客へのヒアリング内容
・提案方法
・受注につながった営業事例
などを整理しました。
大切なのは、すべての投稿を同じ内容にすることではありません。
成果を出している社員が「どのように考え、どのように判断しているのか」を共有することです。
これにより、社員が成功事例を活用しながら、より効率的に制作や運用を行える体制づくりを進めました。
人事評価制度でノウハウ共有と受注改善を促進
会社が「成功事例を共有してください」と伝えるだけでは、日々の忙しい業務の中で後回しになってしまうことがあります。
そこで、
・制作ノウハウの共有
・成功事例の蓄積
・SNS運用方法の改善
・営業方法の共有
・受注につながる仕組みづくり
などを社員一人ひとりの目標として設定しました。
そして、その達成度を賞与へ反映する人事評価制度を導入しました。
社員にとって「何を頑張れば評価されるのか」が明確になったことで、
「自分の成功事例を共有しよう」
「この制作方法を他の社員にも伝えよう」
「受注につながった方法を仕組みにできないか」
と考える社員が増えていきました。
改善後の成果
人事評価制度を活用しながら、制作・運用ノウハウの共有と営業の再現性向上を進めた結果、
・制作ノウハウの共有が進んだ
・SNS運用の効率が向上した
・成功事例を他案件へ活用できるようになった
・営業方法の共有が進んだ
・受注の再現性が向上した
・組織全体の業務効率が改善した
という成果につながりました。
最終的には、
・売上4,000万円増加
・利益2,000万円増加
という業績向上につながりました。
このような企業様におすすめです
次のようなお悩みをお持ちの企業様には、特に活用しやすい仕組みです。
・SNS運用が担当者任せになっている
・社員によって成果に差がある
・制作ノウハウが共有されていない
・営業が社長や一部社員に依存している
・紹介や人脈以外の受注を増やしたい
・案件が増えるほど社員が忙しくなる
・営業や制作を仕組み化したい
SNS運用代行会社だけでなく、広告会社、Web制作会社、映像制作会社、マーケティング会社、コンサルティング会社など、社員の知識や経験に成果が左右されやすい企業でも活用できます。
優秀な社員のノウハウを「会社の財産」に変える
会社の中には、成果を出している社員が持つ多くのノウハウがあります。
しかし、そのノウハウが社員個人の中だけにある状態では、会社全体の成長には限界があります。
重要なのは、
・成功事例を共有する
・成果につながった考え方を整理する
・制作や運用方法を見える化する
・営業方法を共有する
・ノウハウ共有や改善行動を評価する
ことです。
社員の知識や経験を組織全体で活用できるようになると、個人の能力が「会社の財産」へ変わります。
「案件が増えるほど社員が忙しくなる」
「営業が社長や一部社員に依存している」
「優秀な社員のノウハウを会社全体へ広げたい」
このようなお悩みがある場合は、人事評価と業務の仕組みを一度見直してみてはいかがでしょうか。
人事評価制度を活用した属人化解消や組織改革についてのご相談は、こちらからお問い合わせいただけます。
FAQ
投稿企画やクリエイティブ制作、改善方法などが担当者の経験や感覚に依存しやすく、成果につながる判断方法が社内で共有されにくいためです。
成功事例を他の案件でも活用できるようになり、制作効率や運用品質の向上、担当者による成果差の縮小につながります。
受注につながった顧客層、ヒアリング内容、提案方法、営業の流れを記録し、組織全体で共有できる形にすることが重要です。
ノウハウ共有や業務改善を評価対象にすることで、社員が継続的に成功事例や改善方法を共有する行動を促しやすくなるためです。
はい。広告会社、Web制作会社、映像制作会社、コンサルティング会社など、営業や制作ノウハウが社員個人に依存している企業でも活用できます。
この記事を書いた人

土山 誠
経営アドバイザー合同会社 代表